流山ラグビークラブ6月19日2 分【ラグビーを読む】第13回土井崇司『もっとも新しいラグビーの教科書 今、鮮やかに最新理論として蘇る大西鐡之祐のDNA』ベースボールマガジン社(2015年)ラグビーについて深く考えるきっかけとなり、読後にはプレーする面白さが大きく広がるだろう。本書は平易な文章と図で基本的なゲームの構造を解説し、試合でのプレーの組み立て方までを丁寧に説明している。 著者の土井崇司はラグビーが確率のスポーツであると強調する。平均的な試合の攻撃起点...
流山ラグビークラブ4月2日2 分【ラグビーを読む】第12回岩出雅之『逆境を楽しむ力 心の琴線にアプローチする岩出式「人を動かす心理術」の極意』日経BP(2022年)帝京大学ラグビー部は10連覇をかけた2018年に大学日本一を逃し、ここから3年間優勝に手が届かなかった。監督だった著者は、大学日本一を逃した原因が、組織の構造やマネジメント、文化のほころびにあると考え、改善に乗り出した。Z世代と呼ばれる大学生たちをどのようにして再び勝てるチ...
流山ラグビークラブ2月2日2 分【ラグビーを読む】第11回村上晃一『ラグビーが教えてくれること』あかね書房(2018年)ラグビーのルールブックの冒頭には「ラグビー憲章」が記されている。それだけ大事だからだ。品位、情熱、結束、規律、尊重の五つの言葉が体現するものを、ラグビージャーナリストの村上晃一がそれぞれの言葉とマッチするエピソードを絡めながら紹介する。ラグビーというスポーツがいかに素晴らし...
流山ラグビークラブ2023年10月24日2 分【ラグビーを読む】第10回中竹竜二『監督に期待するな 早稲田ラグビー「フォロワーシップ」の勝利』講談社(2008年)スポーツの指導者はもちろん、どのような世界であれ、これから指導的立場に立つという人なら、本書から得るものが大きいはずだ。 著者の中竹竜二は、2006年から4年間早稲田大学ラグビー部の監督を務め、07、08年と全国大学選手権を連覇している。だが監督としてのスタートは決して順調...